1982年にウェグナーがPPモブラーのためにデザインしたこのテーブルは、特に構造が特徴的です。

木とスチールを組み合わせた斜めの脚を、ピラミッド型の構造でバランスをとり安定させています。それにより、テーブルに座る人の膝と足元のスペースを最大限に確保することができます。


強弱がつけられた脚は、スチール製のステーで支えられ三角形を形成することで耐久性を高めています。ステーは木部を際立たせた美しく独創的なデザイン。

共木からつくられた無垢材の天板は、剥ぎ目が分からないほど美しい表情を見せています。
天板中央で分割し、延長部分の間にエクステンションリーフを追加しテーブルを拡張することが可能。





エクステンションは、画像の突板又は無垢材がお選びいただけます。
ウェグナーの作品によく見られるように、実用性と洗練された美的感覚を兼ね備えたラウンドテーブルです。
PP75/120 Φ120 (~180) H720㎝
PP75/140 Φ140 (~200)
材:オーク、アッシュ
仕上げ:ソープ、オイル、ブラック
PPモブラーについては 工房見学 の記事でご紹介しています。
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Hans J. Wegner (1914 - 2007)
20世紀の北欧デザイン界に多大な影響を与えた家具デザイナー。ウェグナーの作品を最も多く手掛けるPP Moblerへは晩年まで通い続けました。
妥協のない品質へのこだわり、培ったクラフトマンシップ(職人技術)と秀でた工芸家としての才能。ウェグナーの作品は「時代を越えて後世まで伝わる作品」「考え得る最高で完璧な作品」として、数多くの賞を受けています。
PP MØBLER (Denmark)
PPモブラーは家族経営のデンマーク屈指の家具工房。1953年家具職人の兄弟アイナー・ペダーセンとラース・ペダー・ペダーセンによって始まり、2人の頭文字PP MØBLER (家具)が工房名になっています。
PPモブラーの家具は、全て100年以上経ったデンマークとドイツの森の木からつくられています。その木の大切な命をいただくので、100年、またそれ以上何世代にもわたり耐えうる家具をつくることを使命としています。伐採後は植樹を続け、持続可能な森PPフォレストを守り、ウェグナーのデザインした世界中で愛される名作椅子をいまもつくり続けています。
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