ペーパーバスケットは、1943年アルネ・ヤコブセンの設計によるオーフス市庁舎のためにデザインされました。当時ヤコブセンの元で働いていたウェグナーは、この名誉あるプロジェクトのインテリアすべてを任されます。多くのチェアやデスクなどがデザインされ、このペーパーバスケットもその中のひとつです。
オーフス市庁舎 #klartshoptrip
ペーパーバスケットの元の図面では、積層された円形構造のトップリングが示されています。しかし当時の技術では難しく、市庁舎用につくられたのは円く切り抜いた無垢材をリングで固定したものでした。
いまでは工房 PPモブラーの新しいアイデアと職人の優れた技術で、薄くスライスした無垢材を張り合わせ積層にし、蒸気で曲げ成型しています。その工程は、サークルチェアの製造に導入されたものと同様の原理でつくられています。
Ash Soap finish
ペーパーバスケットは、14 枚の垂直スラットがトップリングとベースに接合されたシンプルな構造。継ぎ目のないように見えるトップリングはなめらかで、工房の技術の高さを感じます。無駄のない美しいデザインと素材感は、ごみ箱にするにはもったいない。まずはオブジェとして飾ってみるのも良いかな。
トップリングの製作風景
/ PPモブラー工房にて
同様の原理でつくられたサークルチェア
/ PPモブラー工房にて
PP40 ペーパーバスケット
/ PP MØBLER (Denmark)
Φ320 H340
Ash Soap finish / 198,000円(税込)
Oak, Soap finish / 212,300円(税込)
材質、仕上げにより価格が異なります。
なかなか見ることのないアイテムです。
ぜひ店頭でご覧ください。
ウェグナーの作品を多く手掛ける
デンマークの工房 PPモブラーについては
(工房見学) ぜひご覧ください。
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