PPモブラーから新しく環境にやさしい仕上げ「タニックティントブラック」が追加されました。
オーダーから数か月、楽しみにしていたこの仕上げのウェグナーチェアが入荷( 2024.10 )。ソープ仕上げの展示が多いなかで、ひときわ目をひく存在です。
伝統的な木材のエボナイズ加工(鉄を木のなかにあるタンニンに反応させる)に着想を得て開発された新しいブラックです。オーク材に含まれるタンニン酸と酢に溶けた鉄分の自然な錬金術を利用することで、木目を際立たせつつ深みのあるベルベットのような黒色を実現しています。この自然なマットなウッドフィニッシュは、従来の塗装やラッカー仕上げとは一線を画しています。また、この加工は環境に配慮しており、合成成分や有毒成分、石油化学成分は一切使用せず、木材の自然な化学反応を利用しています。
実際の加工の工程を実演している様子
PPモブラー3代目社長キャスパー氏と織田先生のトークショーにて 2024.10
PPモブラーについては
こちらの記事もぜひご覧ください 工房見学
PP MØBLER (Denmark)
W560 D480 H700 SH440
材質 / オーク材
価格 / PP68ペーパーコード 245,300円(税込) PP58革座 262,900(税込)
座面の仕様により価格が異なります
納期はお問合せください
ご購入後の、メンテナンス、ペーパーコードの張替えも承っております。
お電話でも承ります。
クラート027-310-5387
Hans J. Wegner (1914 - 2007)
20世紀の北欧デザイン界に多大な影響を与えた家具デザイナー。 ウェグナーの作品を最も多く手掛けるPPモブラーへは晩年まで通い続けました。
妥協のない品質へのこだわり、培ったクラフトマンシップ(職人技術)と秀でた工芸家としての才能。ウェグナーの作品は「時代を越えて後世まで伝わる作品」「考え得る最高で完璧な作品」として、数多くの賞を受けています。
PP MØBLER (Denmark)
家族経営のデンマーク屈指の家具工房。1953年家具職人の兄弟アイナー・ペダーセンとラース・ペダー・ペダーセンによって始まり、2人の頭文字PP MØBLER (家具)が工房名になっています。
PPモブラーの家具は、全て100年以上経ったデンマークとドイツの森の木からつくられます。その木の大切な命をいただくので、100年、またそれ以上何世代にもわたり耐えうる家具をつくることを使命としています。伐採後は植樹を続け、持続可能な森PPフォレストを守り、ウェグナーのデザインした世界中で愛される名作椅子をいまもつくり続けています。
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